今回の記事では、教職員互助会のメリットについて解説します。
教職員になるといつの間にかみんな入っている、謎の組織「互助会」…
意外とその役割やメリットを知らずにムダにしてしまっている方も多いです。
祝い金制度や利率の良い積立、低利で借りられるローンなど、5つのメリットがあります!
もし今ジブラルタさんや民間保険会社さんで保険に入っているのなら、保険料を年間数万円~安くすることができるかもしれません。
ぜひ最後までお読みいただき、くまなく互助会を活用してください◎
タップできる目次
教職員互助会とは?
- 互助会員とその家族の相互扶助と福利の増進を図る
- 医療・福利厚生に必要な事業を行う
- 教育・文化の活動を支援する
- 教職員の教養を向上させる
管轄がそれぞれの都道府県(または市)なので、事業内容もさまざまですがおおむねこんな感じ。
給付金制度やその金額も地域によります。
ようするに、互助会そのものの大きな目的は「教職員の生活の充実」です。
互助会員になれる人
- 公立学校共済組合の組合員(学校の先生)
- 互助会の職員
- 教育関係者団体職員
「互助会入会申込書」を提出し、掛け金を毎月支払うことで会員になることができます。
互助会に加入するための掛け金
給料の月額×1,000分の7~1,000分の10程度に設定されていることが多いです。
たとえば
給料25万円×1,000分の10
=2,500円/月
あとから解説する「退職会員」になるための掛け金を同時に徴収する場合もあります。
また掛け金すべてが会費として使われるわけではなく、退職時に受け取れるよう代わりに積み立てておいてくれる地域もあります。
地域差が大きいので要チェック!
教職員互助会に入るメリット5つ
①さまざまな給付金がもらえる
- 医療給付金
- 結婚祝い金
- 出産見舞金
- 災害見舞金
- 介護休暇給付金
- 育児休業給付金
都道府県によってさまざまですが、上記のような給付金制度があります。
結婚・出産関連の祝い金や、ケガや病気に備える補助金が受け取れます。
私たちが結婚したときには2万円もらえました!
地域によっては同じ結婚祝い金でも1万円~9万円と金額に差があります。
大きなイベントがあった際にはHPで確認するクセをつけておくと請求を忘れませんよ!
②積み立て預金が利用できる
預金
- 積立預金
- 財形貯蓄
銀行よりも高い金利で積立ができる預金制度があります。
③安い保険料で保険に入れる
保険
- 団体生命保険(医療・死亡保険)
- 損害保険
団体扱いの保険は、民間保険会社よりも保険料が安い場合が多いです。
保険を選ぶときには教職員共済や団体保険をまず検討してみましょう!
もし今ジブラルタさんや民間の保険会社で保険に入っているとしたら、年間数万円の損をしている可能性があります。
心当たりのある人は、以下の記事をご覧ください。
④低金利でローンを組める
貸付
- 教育ローン
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 冠婚葬祭ローン
民間の金融機関に比べると、借りられる金額は少ないですが貸付利率が低いのが特徴です。
銀行などで借りる前に一度互助会の貸付を確認してみましょう。
互助会で上限まで借りたあと、不足分を銀行で借りると利息が安く済むかもしれません!
⑤各種助成が受けられる
- 人間ドッグ費用
- はり・きゅう・マッサージ施術料
- 指定旅館の利用料
- 婚礼イベントの補助
提携している旅館や施設などの利用について、宿泊料・利用料などの助成を受けられます。
退職後はメリットが減る可能性も
互助会は教職員を退職した後でも継続して会員になれます。
退職後は「退職会員(特別加入者)」となり、追加で掛け金を支払う必要がある地域も。
現職会員に比べると、給付金や補助金制度などの旨味が減ってしまう場合があるので、必ず加入した方がいいとまでは言えません。
掛け金と給付金制度などをあわせて、メリット・コストどちらが大きいかを検討しましょう!
教職員は互助会システムを活用しよう
掛け金を支払っているとはいえ、給付金や助成金が受け取れるのはありがたいですよね。
特に結婚・出産・子育て関連は給付金も多く、当てはまる方も多いので忘れずに請求しましょう!
大きなイベントや出費があったときには意外な補助がもらえるかもしれません。
知らないと損なので、一度HPを覗いてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。