本記事では、教員の結婚、何年目がベストなの?というお悩みと、職場への報告の順番・手続きについて徹底解説します。
こんな方におすすめ
- 教員の彼(彼女)と結婚したいがベストタイミングが分からない
- 報告する順番(職場・保護者など)これで合ってる?不安な方
- 手続き・必要な書類を把握しておきたい
結婚は個人の自由!
とはいえ、上司や同僚、生徒や保護者の目もあるので、「何年目に結婚するのが一番スムーズ…?」と迷ってしまう人も多いですよね。
8年目教員である私や同僚の意見も交えながら解説します!
また後半でとりあげる職場への報告や入籍の手続きは、きちんと知っておかないと、
報告順序をまちがえて信用がた落ち……
書類が届かず実は手続きができてなかった……
なんてことも起きてしまいます。
実はこの辺、教育委員会や公立学校共済組合なども関わってくるため組織間のやりとりがちょっと面倒なんです。
結婚という思い出に深く残る大切なイベント。
絶対失敗しないように、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
教員は思っている以上に結婚準備のために使える時間がないです。
結婚が決まったら、なるべく早めに動き出しましょう!
いち早く 報告順&結婚手続き を知りたい方はここからジャンプ
タップできる目次
何年目に結婚する教員が多いの?ー目安は人それぞれ
当然ですが、特に「何年目がいい」「何年経過しないと認めてもらえない」ということはありません。
私は2年目の4月に結婚しましたが、同じく若手の間に結婚した同僚や後輩に対しても「結婚早すぎるぞ!」なんて意見は聞いたことがありません。
普段からマジメに働いていれば、ちゃんと祝福されますのでご安心を。
それを踏まえた上で、以下の目安というのはあくまでも結婚したい本人たちの目安です。
決まりはありませんので、お相手やご両親としっかり話し合って後悔のないスケジュールを立ててくださいね。
1年目が終わったら
教員になってから1年間は初任者と呼ばれ、校内外での研修も多く開催されますよね。
この期間は言わば試用期間、まだ研修中の身です。
そのため研修期間が終わり、一人前になってから籍を入れるというパターンもあります。
私も含め、この1年を目安にしている人が一番多い印象です。
初任校が終わったら(2校目に異動したら)
「初任校が終わったら結婚する」という意見もたまに聞きます。
特に結婚を急いでいない人や、「もう少し仕事が軌道に乗ってからにしたい!」という方は初任校終了を目安にするのもいいかもしれませんね。
正規教員に合格したら
教員はその地域の教員採用試験に合格する必要があります。臨時採用や非常勤講師という形で勤務している方もいますね。
「正規教員に合格したら」も1つのポイントになりますね。
特に女性より男性の方が「正式に採用になったら入籍する!」と試験に挑む人が多い印象です。
結婚は人生を決める重要な契約なので、それだけ相手に真摯に向き合っているんですね。
2年目4月入籍の場合、周りの反応は
私は「1年経過したら…」という漠然とした目安があったため2年目の4月に入籍。
職場に報告した際も、みんな嬉しそうに祝福してくれました。
保護者の方や生徒(特に担任をしているクラス)も、ありがたいことにお祝いの手紙や品を持ってきてくれましたよ!
万が一「まだ〇年目なのに」なんて言う人がいても、「そんな意見もあるよね」程度で流してしまって大丈夫ですからね。
結婚は祝福されるべきイベントですから、最低限の礼儀を尽くせば気を遣いすぎる必要はありません!
入籍は3月が多い?ーどの時期でもOK
年度末である3月は、確かに氏名変更や住所変更の手続きがしやすいというメリットがあります。
しかし裏を返せば、教員や生徒の事務手続きが多い時期でもあるため事務室は大忙し。
気を遣ったつもりが逆に手を煩わせてしまうこともあるようです。
氏名変更が伴う場合でも、公的な手続きを済ませた上で、仕事では旧姓を名乗るということもできますよ。
体感として「3月入籍が特別多い!」ということはありません
記念日や誕生日など、好きな日に入籍して大丈夫です!
あくまでも職場に迷惑をかけることのないよう、心配な方は事前に管理職や事務員に相談してみてくださいね。
直近で結婚(入籍)をした先輩教員がいれば、その方に聞いてみてもいいと思います。
結婚(入籍)すると異動しやすい?
今現在お互いの家や職場が遠いカップルは、次の異動のタイミングでなるべく仕事に通いやすい場所に新居を構える必要が出てきます。
ここからは、気になる結婚(入籍)と異動の関係について解説します。
異動前に入籍した方がラク
結婚(入籍)することで異動希望が多少通りやすくなります。
入籍のタイミングをうかがっている方は、異動希望調査のある10~11月には報告だけでも済ませておくといいですね。
次の4月で異動できる可能性がグッと上がります
結婚(入籍)の最低3か月前を目安に先に管理職に相談・報告をしておきましょう。
異動は「運」要素も大きいです。
少しでも考慮してもらえるよう、結婚することが決まったらなるべく早めに報告しておきましょう!
異動前入籍なら結婚式もラク
異動した後に入籍・結婚式をする場合、異動前と異動後の学校に対して、それぞれに報告&結婚式に招待しなければならず結構大変。
次の3月に異動しそうな方であれば、なるべく異動前に入籍だけでも済ませておくことをオススメします。
ついでに結婚式の予定も異動前に決め招待状を送っておくと、追加で招待する必要はないので新しい学校の同僚は呼ばなくてもOKです。
ちょっとしたテクニックとして伝授しておきます!
結婚(入籍)報告する正しい順番
- 校長
- 事務長・副校長・教頭
- 校務分掌(進路部・教務部・生徒部)の各部長
- 所属学年の主任
学校により役職名などは様々ですが、上記の順番を参考に報告してください。
報告する順番で一番重要なことは
生徒に先に伝わることだけはダメ!絶対!
子どもたちの情報が回るのは早いです。
ウワサ話から管理職や上司の耳に入ってしまうことだけは絶対に避けてください。
結婚が決まるとうれしくてつい表情や態度などに表れてしまいますよね。
通常、管理職や同僚には事前報告・生徒保護者には事後報告になります。
正しい順番で報告し、みんなに祝ってもらえる結婚にしましょうね。
必須の手続きは「氏名・住所変更」「被扶養認定」
基本的に必要な手続きは氏名・住所変更と被扶養者認定の2点です。
書類は事務室が管理しているものと、学校を通して公立学校共済組合とやり取りするものがあります。
必要な手続きは地域によるため、不明な点は都道府県教育委員会や公立学校共済組合HP のお住まいの地域のページを確認してみてくださいね。
氏名と住所の変更手続き
氏名変更・住所変更手続きに必要な書類は、
- (組合員用)記載事項変更申告書
- 組合員証(旧姓のもの)
ただし組合員と同時に住所変更する被扶養者がいる場合は、住民票(写し可)が必要になります。
公立学校共済組合HPより
記載事項変更申告書は公立学校共済組合HPからダウンロードできます。
被扶養者の認定手続き
配偶者の方を自身の扶養に入れる際には、こちらの手続きも必須です。必要書類は以下の通り。
- 被扶養者認定申告書
- 扶養親族届の写し
- 扶養の事実発生日が確認できる書類(出生を除く)
- 住民票(写し可)
- 国民年金第3号被保険者関係届
その他必要な手続き
口座・個人番号変更届など
氏名変更がある場合には、給与の受取口座やマイナンバーカードなどの氏名変更も同時に行わなければなりません。
併せて、それらの変更届や通帳・本人確認書類のコピーなどを提出します。
通勤手当て・住居手当て
住所の変更をする場合は、通勤手当てや住居手当ての金額が変わる可能性も。
通勤手当ての申請には、経路図や定期券のコピー。住居手当ての申請には、家賃の振り込み証明として通帳のコピーなどの提出を求められる場合があります。
その他:結婚したらやっておくべき手続き
教員は普段家のことを整理する時間が取れない方も多いです。
日頃後回しにしがちな手続きは、結婚で家族構成が変わるタイミングに一気に終わらせてしまうのがベスト!
以下の記事では、教員が結婚するタイミングでまとめてやっておくべきお金の手続きについて解説しています。
1年間で30万円、生涯では500万円~1,000万円もの節約が可能な内容になっています。
祝い金がもらえる
各都道府県の教職員互助会の会員の方は、結婚給付金が設定されていることも多いです。
金額はお住まいの互助会によって1万円~9万円程度と幅広いようですよ。
私の地域では2万円もらえました!
ぜひお住まいの互助会に問い合わせてみてくださいね。
関連記事教職員の互助会って一体なに?加入するメリットはあるの?(新しいタブで開きます)
結婚までのスケジュール(正規教員2年目4月に入籍した例)
- 12月下旬・・・婚約指輪を選ぶ
- 1月下旬・・・・プロポーズ
- 2月下旬・・・・両家顔合わせ
- (1年目↑ ↓2年目)
- ~4月上旬・・・ブライダルフェア
- 4月下旬・・・・入籍&式場決定
- 5月/6月・・打ち合わせスタート
- 7月・・・・・招待客決定
- 8月上旬・・・前撮り
- 10月上旬・・結婚式
プロポーズからおよそ1年弱かかっての結婚式でした。
教員の結婚式事情については以下の記事で詳しく解説しています!
結婚式や新婚旅行は計画的に
実は日程が取れず、新婚旅行はできていません。
新婚旅行は、夏休みや冬休みの長期休暇を使う教員が多いです。
結婚式までに式場との各打ち合わせが10~20回行われますが、半分は妻のみでやりました。
私は平日の帰りも遅く、土日は模試/部活でつぶれたので不参加が多めでした。
教員はそれだけ時間がない!
上に書いたスケジュールも順調なように見えますが、入籍日を決めたタイミングもプロポーズ前後の時期だったためかなりバタバタ進めました。
入籍や結婚式をいつ行うかしっかりと逆算して、計画的に進めましょう。
何年目でも大丈夫!自分たちのタイミングで
今回は私たちのスケジュール例とともに、入籍や結婚式のベストタイミングについてご紹介しました。
まとめ
- 教員は何年目で結婚してもOK!
- 入籍は異動前にした方がラク
- 新婚旅行は長期休暇を利用する人が多い
- 結婚式場見学や打ち合わせは大変。早めに準備すること!
結婚式前の時期は打ち合わせや事前準備もかなり多く、多忙な教員はどうしても直前にバタバタとしがちです。
早めに式場見学やブライダルフェアを活用して、結婚式場選びを始めてみましょう。
結婚式はどうしても莫大なお金がかかるので、以下のようなキャンペーンを活用するとお得です。
リンクをクリックすると公式サイトに飛びます。
忘れないうちに登録しておきましょう。
おすすめの式場検索サイト3選
- ゼクシィ:式場掲載数No.1の大手。国内最大級のブライダルサイト。
- ハナユメ:『ウエディングデスク』顧客満足度5年連続1位!ハナユメ割で最大100万円お得。
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教員が結婚式を挙げるときのポイントは以下の記事を参考にしてください。
計画的に準備を進めて、周囲から祝福される素敵なカップルになってくださいね!
お二人の幸せな将来を願っています♪